美しくて、かっこいい。かわいくて、やんちゃ。クールだけれど、親しみやすい。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズや、『仮面ライダーガッチャード』などで活躍する俳優・永田聖一朗の魅力を伝える言葉はいくつもある。初のソロ写真集『永田聖一朗1st写真集 SEIRIOS』で、圧倒的美貌を惜しげもなく披露する永田聖一朗のTHE CHANGEとは──。【第1回/全3回】

永田聖一朗 撮影/有坂政晴

 大人気ミュージカル『テニスの王子様』の人気キャラクター「菊丸英二」役でデビューし、舞台『銀河英雄伝説 Die Neue These』では、過去に松坂桃李間宮祥太朗も演じた「ラインハルト」役を演じ、そしてミュージカル『刀剣乱舞』シリーズでは「村雲江」役として出演するなど、いわゆる2.5次元で大人気の俳優、永田聖一朗。舞台俳優としてのスタートは、高校生のときだった。

「高校に入学してバスケ部に入ったんですけど、練習がきつくて1年生のときにやめてしまい、どうしよう……と思っていたときに、地元の高校生でつくるミュージカルの存在を知ったんです。正直に言うと、当時はそれほどお芝居に興味があったわけじゃないんですけど、何か一生懸命にやれるものがほしくて参加しました」

 では、そのミュージカルでの経験が、プロの俳優を目指すきっかけとなったのだろうか?

「というよりも、演技がじょうずな人が一目置かれているのを横で見ていて、自分もそうなりたいと思ったんですね。そのためには、もっと演技ができなくちゃダメだ、と」

 部活をやめて余った時間を埋めるためにミュージカルに参加し、自分より目立つ存在に追いつきたくて、演技について考えるように。一見、後付けに見えるが、高校生の永田聖一朗は、導かれるように俳優への道に足を踏み入れていく。

「ちょうどミュージカルをやっているときに、原宿でスカウトされて芸能事務所に入ったのですが、演技のレッスンをしてくださったのがミュージカル『刀剣乱舞』シリーズの演出家、茅野イサムさんなんです」