六本木にある伝説のショークラブ『63ANGEL』(旧・『バーレスク東京』)で、“美しすぎるダンサー”として大人気の神山みれいさん。「熊本の田舎から出てきた私が、まさか六本木のキラキラとした世界で頑張っていけるなんて、思ってもいなかった」と語る彼女が、このたび11月にファースト写真集『時間紀行』(双葉社)をリリースした。彼女のTHE CHANGEに迫る。【第1回/全2回】

神山みれい 撮影/小島愛子

ーー写真集のリリース、おめでとうございます! 生まれ故郷での撮影とのことですが、その感想は?

「芸能界で仕事を始めたときから“いつか、地元で仕事をしたい”と思っていたので、夢がかなって嬉しいです!」

ーー具体的に、どの辺を回りましたか?

「大分県境近くの黒川温泉から、生まれ育った熊本市を経由して、長崎県と鹿児島県のすぐ近くの天草まで、熊本県をほぼ横断しました」

ーー海あり山あり、街あり田んぼあり……って感じで、いい所ですね。ショークラブでは都会のセクシー美女というイメージだけに、意外な一面です。

「全然、都会の女じゃないんですよ〜。20歳まで熊本にいましたから。ほんと、のどかな場所で、のびのびと育ったんです」

ーー20歳の頃は何を?

「看護学校に通っていました。保健室の先生になろうと思っていたんです。ただ、自分には向いてないな、という思いもありましたね。私、血を見るのが苦手だし(笑)」

ーーダンサーを目指していたのではなく?

「はい。ダンスの経験は、まったくなかったです」