自分自身をアップデートさせることこそが、篠原涼子のみずみずしさの秘けつ
他人に合わせるよりも自分をケアする大切さを力説してくれたが、同時に「張り合いがない人生って、つまらないですよ」とも。
「若いころ、お芝居が嫌いだった自分が、いまこうして舞台に立とうとしています。好奇心を燃やしていった方が、平穏すぎる日々より楽しいぞ、と振り返って思います。
プライベートでもちょっと美容を頑張ってみたり、課題を作ってチャレンジすること自体が、心のエネルギーになりますね。何もしないで身体を甘やかすのではなく、適度に刺激を与えることが、いいセルフケアになるかなと思います」
芸能界での多忙な日々でも「呼吸に気づくこと」が健康のサインになるという。2024年最後の大仕事『見知らぬ女の手紙』を経て、2025年の抱負、そして篠原さんに元気をもらってきたファンへのメッセージは?
「自分でちゃんと呼吸をしている、と感じる瞬間を増やしたいですね。でも言うのは簡単ですが、忙しくしているとなかなか実践できないことかも。気が付くと“あ、呼吸が不自由だな”と思ったり。身体のサインに敏感になれれば、仕事モードとリラックスモードの切り替えもうまくいきます。それが人生に訪れる変化を楽しむコツです」
山あり谷ありでも、自分が手綱を握ってメリハリを効かせる人生は楽しい。篠原さんが、30年以上マルチアーティストとして歩んできて実感することだ。これからも、篠原さん自身が、人生を楽しくしてくれる「チェンジ」を待っている。
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篠原涼子(しのはら・りょうこ)
1973年8月13日生まれ、群馬県出身。B型。1990年、ユニット・東京パフォーマンスドールに加入。’94年に小室哲哉プロデュース“篠原涼子 with t. komuro”としてシングル「恋しさとせつなさと心強さと」をリリースし大ヒットを記録。’05年に主演を演じた、ドラマ『溺れる人』(日テレ系)で第31回放送文化基金賞演技賞を受賞し、以降『anego』(日テレ系)、『アンフェア』シリーズ(フジテレビ系)、『ハケンの品格』(日テレ系)、『オトナ女子』(フジテレビ系)、『イップス』(フジテレビ系)など多数作品に出演。’18年公開の映画『人魚の眠る家』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では、高い演技力が評価され、第43回報知映画賞主演女優賞を受賞。
●ワンピース:228,800円(税込)yoshie inaba(ヨシエ イナバ)
yoshie inaba(ヨシエ イナバ)03-6861-7678
●ネックレス:104,500円(税込)・指輪:550,000円(税込)マリハ
マリハ 03-6459-2572
●ベルト、靴:スタイリスト私物
●スタイリスト:ゴウダアツコ
●ヘアメイク:岡野瑞恵