「動機が、ドラマの中で中村雅俊さんたちが稽古したり飲み会したりしているのが楽しそう」
そして迎えた、初舞台。
「実は、役者というのはお客さんの前でパフォーマンスするんだっていうことに、初日を迎えるまで考えが至ってなかったんですね、ぼくは。だって、やりたいと思った動機が、ドラマの中で中村雅俊さんたちが稽古したり飲み会したりしているのが楽しそう……だったわけですから」
ドラマでは、本番のことはそれほど出てこなかった?
「もちろん、たまに出てきたんですけど、ストーリー的にそんなに大事なところじゃなかった(笑)」
舞台ソデで緊張に震えながらも舞台に立ち、気づいたら人生の2/3を、三宅と共に俳優として過ごしてきた。
「だからね、三宅裕司と出会ったことがすべてなんですよ。46年前、舞台上でお客さんの心をわしづかみにしていた三宅裕司がいて、それを“すげー!”と見ていたぼくがいて、それがずっと続いている感じです。冗談も言い合ったりはしますけど、決してなかよしのお友だちではない。仰ぎ見る存在だし、それはこの先もきっと変わらないと思いますね」
そんな2人によるコントライブが、2025年2月21日から上演される。1999年に劇団スーパー・エキセントリック・シアター創立20周年を記念しての第1回、2015年に小倉の還暦祝いとしての第2回に続いて行われるもので、タイトルは『小倉久寛生誕70周年記念コントライブ ザ・タイトルマッチ3 お楽しみはこれからだ〜You ain‘t heard nothin’ yet〜』。
「そうなんです、今年の10月に70歳、古希を迎えたんですよ。でもね、精神年齢は高校生か大学生くらいで止まってますね。ちっとも大人になってない(笑)。きっと80歳になっても同じことを言ってると思いますね」
小倉久寛(おぐら・ひさひろ)
1954年10月26日生まれ。三重県出身。学習院大学法学部を卒業後、劇団大江戸新喜劇を経て、1979年に劇団スーパー・エキセントリック・シアターの旗揚げメンバーとなる。以来、劇団の本公演だけでなく、舞台、映画、テレビドラマで活躍すると共に、バラエティ番組、ナレーター、声優としても活躍。主な出演作は、映画『千夜、一夜』(2022)、連続テレビ小説『らんまん』(NHK総合)、土曜ワイド劇場『おかしな刑事 シリーズ』(テレビ朝日系)など。
『小倉久寛生誕70周年記念コントライブ ザ・タイトルマッチ3 お楽しみはこれからだ〜You ain‘t heard nothin’ yet〜』
構成・演出:三宅裕司
出演:小倉久寛 三宅裕司
〈ゲスト〉
浅野ゆう子、小林幸子、戸田恵子、牧野由依、未唯mie、水夏希(50音順)
コント提供:ラサール石井 吉井美奈子 森ハヤシ 小峰裕之 三宅裕司
会場:新宿 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
東京都渋谷区千駄ヶ谷5−24―2タカシマヤタイムズスクエア南館7F
日程:2025年2月21日(金)〜3月2日(日)
2月21日(金) 開演:17:00
2月22日(土) 開演:13:00/17:00
2月23日(日) 開演:13:00
2月24日(月・祝) 開演:13:00
2月25日(火) 開演:13:00
2月26日(水) 開演:13:00
2月27日(木) 開演:13:00
2月28日(金) 開演:13:00
3月1日(土) 開演:13:00/17:00
3月2日(日) 開演:13:00
公式ページ:https://amuseplus.jp/mob/news/ticketShw.php?site=A&cd=2431