染谷さんが映画好きになったきっかけのアクション俳優
――映画好きになったきっかけのひとつが、ジャッキー・チェンだそうですね。昔からジャッキーが好きで憧れの方だそうですが、もし今、共演できるとしたらどんなジャンルの作品で、どんな役どころを想像しますか?
「今だったら、警察の上司と後輩として一緒に戦いたいかな。子供の頃に初めてジャッキーの出演作を見た時、言葉がわからなくても字幕が読めなくても、映像だけで誰でも楽しめるところに感動しました。本当に面白くてかっこよくて、もう目が離せなかったです。しかも、そういった作品を何作も作り続けているという生き様もかっこいいですし、すごいなと思います」
――高校時代には、仲野太賀さんと一緒に映画を自主製作されていたそうですが、早い頃から、自分の進む道を決めていらっしゃったのだなと感じます。その志がブレることや、迷い、不安があったことはありませんでしたか?
「中学を卒業するあたりからは、将来に対する思いがブレることはなかったと思います。僕の場合、入学した高校が役者を志す人たちが行くような学校でしたし、そこでもう進路を決めたところもありました。
その時はまだ、将来職業として役者をやっていけるのかは分からなかったけど、同じ高校に太賀もいたし、とりあえずやれることをやる、という気持ちしかなかったですね。他にできることもなかったので、それしか見えていなかったのかもしれないです」