デビュー以来、さまざまなドラマ、映画、舞台で活躍している倉科カナさん。デビューから18年。出演した作品はあまりに多く、それぞれでさまざまな演技を見せ、ファンを魅了してきた。30代後半という年齢を迎え、俳優としてますますの活躍を続ける倉科さんのCHANGEを聞いてみた。【第2回/全4回】
ドラマに映画、さらに舞台と切れ目なく作品に出演し続けている、倉科カナさん。その役柄も、恋を忘れた独身オトナ女子から、優秀ながらも目立たない会社員などさまざま。’25年1月5日から放送され、主役を演じるドラマ『TRUE COLORS』(NHK BS)では、ファッション業界のトップフォトグラファーを演じる。毎回のように違うキャラクターを演じることに、苦労はないのだろうか?
「どの作品でも苦労はありますから。例えば、いままでと同じような役をいただいたとして、そこでも同じように演じてしまったら、それでおしまいになってしまいます。役柄の差別化をしなければならないんですが、そのほうが新しいものを生み出すより難しかったりもしますし」
では、どちらのほうが好きかと言うと……。
「いままで見たことのない役のほうが探求していけるし、自分に新鮮な問いかけもできるので、楽しさはあります。台本を読んで“どう思う?”とか、自分に問いかけたり。どうアプローチしていこうかとか、新たな道を探っていけるのはすごく冒険的で挑戦的で、私は好きですね」
新たな役を演じるために、倉科さんは見た目も変えた。’20年、映画『女たち』に出演する際、髪を40センチも切ってショートヘアで撮影に臨んだのだ。倉科さんは大胆なイメージチェンジを自身のSNSで披露し、大きな話題となった。
「映画の役柄にロングヘアのイメージがなくて、ほかの作品のつながりもなかったので、 切りましょうかってなったんです。髪はずっと切りたかったんですけど、なかなかタイミングがなくて、この作品なら切れるって」