アイドルを目指した理由も十人十色

パク・ハユチャン「(少し冗談ぽく)僕はThe Windのブレーンなので(笑)、とても勉強を頑張っていました。ただ、妹がアイドルに憧れていたので、両親がその夢をかなえるために、芸能アカデミーに通わせようと考えたんです。
 そのアカデミーでは、兄妹で入学すると割引が適用されることが分かりました。両親は妹を一人でレッスンに通わせるのも心配でしたから、僕にもアカデミーのオーディションに行くように勧めたんです」

チャン・ヒョンジュン「割引は確かに魅力的ですね(笑)」

パク・ハユチャン「(笑)。はじめてそのアカデミーのオーディションに行き、歌とダンスを披露することになりました。それまで一度も習ったことがなかったのですが、合格できたんです。受かるとやっぱり嬉しいですし、アイドルの活動を頑張ってみたいと思うようになりました」

キム・ヒス「もともとエンターテインメントの才能に溢れていたのですね」

パク・ハユチャン「(どや顔で)はい、僕もそう思います(笑)。ただ、勉強も大切にしているので、両立するのは大変だと思うこともあります。テスト期間中は良い点が取れるように集中するなど、メリハリをつけて活動しています」

タナトーン「僕はタイ出身なのですが、韓国で活動するタイ人の先輩方を見て、かっこいいな、ステキだなと思ったのがきっかけです。ただ、僕もチャン・ヒョンジュンさんと一緒で、はじめはK-POPは知っているけどあまり詳しくありませんでした。
 もともと歌うことが好きで、あるとき歌の大会に出場したんです。そのときのパフォーマンスを見た主催者が、“韓国でもっと本格的に活動してみたらどうですか”と声をかけてくれたんです」

アン・チャンウォン「運命的ですね。僕は、子供のころからずっと音楽が好きでした。歌はきちんとレッスンを受けたことはありませんが、ピアノはいまも習い続けています。きっかけは、僕のお姉さんがSNSに僕の写真を投稿したことです。
 それを見た芸能事務所の方が姉にDMを送ってくれて。もともと音楽が大好きでしたし、小さいころから誰かから何か言われるわけでもないのに自主的に歌ったり踊ったしていましたので、オーディションを受けることにしたんです」

The Wind 撮影/冨田望