「親の言葉に従い、はじめは歌う夢をあきらめようと思いましたが……」キム・ヒスが、それでも夢を追いかけることを決めたのは
キム・ヒス「僕もアン・チャンウォンさんと同じように、子どものころから音楽が大好きでした。歌ったり演奏する姿を、ずっと両親は携帯の動画に撮っていて、いまもそれが全部残っているんですよ。
お母さんがピアノの先生ですから、音楽をやることはすごく自然なことでしたが、その反面、音楽の道の厳しさも知っていたので、芸能活動に対しては反対的な意見でした。親を悲しませたくないので、“自分で歌うよりも作曲などで音楽活動をしたら”という親の言葉に従い、はじめは歌う夢をあきらめようと思いましたが……」
タナトーン「キム・ヒスさん、優しいですね」
キム・ヒス「ありがとうございます。でも、やっぱり夢をあきらめきれずにいました。そんなとき……きっとこの話は、お母さんも知らないと思いますが、高校のときに歌唱力のテストがあり、音楽の先生が僕の歌をものすごく褒めてくれたんです。当時は勉強をすごく頑張る時期で、朝まで勉強していたような感じでしたが、その先生の言葉に衝撃を受けて“僕が本当に好きなのは音楽なんだ!”と気づくことができました。
その後、親に相談したら、6か月以内にオーディションに受かればいいという条件付きで活動を許してもらえたんです。そこからすごく頑張って、こうしてThe Windとしてみんなと活動できるようになったので、いまはすごく嬉しいです」
The Wind(ざ・うぃんど)
WITH US ENTERTAINMENT所属、2023年5月に韓国でデビュー。キム・ヒス、タナトーン、チェ・ハンビン、パク・ハユチャン、アン・チャンウォン、チャン・ヒョンジュンの6人組ボーイズグループ。デビュー時のグループの平均年齢は16歳と若く、「YOUTH+TEEN」をコンセプトに多彩な方法で表現している。3rd Mini Albumのタイトル曲となる『Hello, My First Love』は、デビュー以来初の韓国音楽番組1位を獲得し、今後ますますの活躍が期待される。