謙虚で真面目な性格を支えるのはIMP.メンバーの存在
──１位からクラスメイト全員にランク付けされた「序列」が、競争や嫉妬が渦巻く世の中の生々しさを象徴しているようです。松井さんも、他人と比較してしまうことはありますか？
「僕はすごく気にしてしまう方だし、ネガティブな部分もありますね。普通に過ごしていると、劣等感とはいかないまでも、他人と比べて自分の至らないところに注意がいってしまって。この作品でも、共演者の皆さんを見て、役者ってすごいなと思うばかりでした」
──そんなとき、どんな風に劣等感を振り切っていますか？
「やっぱりＩＭＰ．のみんなが支えてくれていますね。僕が自分でも気が付かないところを褒めてくれますし、補い合い、助け合っていますね。ご飯に行ったときや、練習の休憩の合間に“実はあのパフォーマンスに満足がいってなくて……”と打ち明けると、メンバーから見て良かったところも教えてくれて。
こういう悩みって、なかなか自分だけでは解決できないと思うんです。ライブやバラエティ番組などの仕事が終わった後、家で一人になったときに“うわ～”って、思い出してしまったり（苦笑）。仲間がいるからこそ、弱みもさらけ出せます」
──すごく謙虚な面をお持ちですね。そしてメンバーと一緒だからこそ、めげずに歩んでいけると。
「弱気になっているばかりでもなくて、やっぱり一流のアーティスト、パフォーマンスを目にすると燃えますね。吉野くんのＲＡＭＰＡＧＥ（ＴＨＥ ＲＡＭＰＡＧＥ ｆｒｏｍ ＥＸＩＬＥ ＴＲＩＢＥ）のライブを見させていただいたときも、圧倒されつつ火が付きましたね！」
初めての映画出演の今作でも、英勉監督に相談しながら演技を練っていったりと、俳優業に真面目に向き合ってきた。謙虚は真面目さの裏返しでもある。
松井奏（マツイ・ミナト）
２０００年９月２日生まれ、千葉県出身。’２３年８月、７人組男性グループＩＭＰ．のメンバーとしてデビュー。デビュー曲『ＣＲＵＩＳＩＮ＇』はＭＶ公開から１日で２０１万回再生を記録したほか、Ｂｉｌｌｂｏａｒｄ ＪＡＰＡＮダウンロード・ソング・チャート“Ｄｏｗｎｌｏａｄ Ｓｏｎｇｓ”でダウンロード数１位を獲得し話題となる。’２４年１２月１６日に３ｎｄシングル『ＢＡＭ－ＢＯＯ／ミチシルベ』をリリース。’２５年1月３１日には映画『遺書、公開。』の公開を控えている。
ヘアメイク 大森創太（IKEDAYA TOKYO）
映画『遺書、公開。』
２０２５年１月３１日（金）全国公開
出演：吉野北人 宮世琉弥 志田彩良
松井奏(IMP.) 髙石あかり 堀未央奈 忍成修吾
上村海成 川島鈴遥 荒井啓志 松本大輝 星乃夢奈 榊原有那 藤堂日向 菊地姫奈 大峰ユリホ
阿佐辰美 兼光ほのか 日髙麻鈴 大東立樹 金野美穂 鈴川紗由 浅野竣哉 青島心 楽駆
原作：陽 東太郎「遺書、公開。」（ガンガンコミックスJOKER／スクウェア・エニックス刊）
監督：英勉 脚本：鈴木おさむ
企画製作：HI-AX 製作プロダクション：ダブ 配給：松竹
