今やテレビで見ない日はないブレイクを果たした村重杏奈さん。HKT48の卒業から3年。「邪道」と語るアイドル時代から、解禁された恋愛模様、充実の活躍を見せるバラエティ番組への思いについて語り尽くしていただきました。【第2回/全2回】

村重杏奈 撮影/小島愛子

ーーHKT48卒業後のブレイクというと?

「やっぱりバラエティの『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ)ですよね。これで“おバカ”って言われるようになったし、自分でもおバカなんだって気付きました。いまだに納得いっていないんですけど(笑)。でも、それでみんなに知ってもらえるようになったし、バラエティのお仕事がバ〜ッて増えましたね。『呼び出し先生タナカ』が、村重をどう見せたらいいかっていうトリセツを作ってくれたんだと思います」

――今では多忙な日々かと思いますが、ギブアップにはなりませんか?

「いえいえ。むしろ芸能人だっていう意識が強まって、めちゃくちゃ高まってます。私は、ずっとこうなりたかったんです。アイドル時代は超ヒマだったんですよ。忙しくしているメンバーを送り出して、元気付ける役回りでもあったんです。同期や後輩に、すごい勢いで抜かれたこともあったし。
 HKT48に入ったことはまったく後悔はしていないし、やり切った思いで卒業はしたんです。でも、本音を言えば、選抜に入り続けたかったので。今はその頃の自分の気持ちを埋めている気がして、忙しくさせてもらえるのは、たくましくも思えるし、嬉しいんです」

――昨年11月のイベントで「今年は3秒ぐらいで終わった」と話していました。

「キャリアウーマンですよ(笑)。今年は1.5秒ぐらいになったらイイな」

――一方、アイドルを卒業したての頃は、「恋愛にのめり込んでいた」とお話しになっていました。

「そりゃそうですよ。ずーっと恋愛禁止だったんですから、解き放たれましたよ。でも、村重、けっこう大人になってきたので、今はそうはいかなくなりましたね。基本は“仕事ありきのプライベート”なんで」

――お相手は、どんな方が理想ですか?

「お父さんみたいな人が好きなんです。村重のパパって、ママのことが好きすぎるんです。ママはロシアの人なんですけど、結婚前、ビザが切れてロシアに帰るねってなったときに、パパ、我慢できずにチケット取ってロシアまでママを迎えに行ったんですよ。めっちゃくちゃカッコ良くないですか?」