２０代でレギュラー出演したクイズ番組『クイズダービー』（ＴＢＳ）では豊富な知識と勘の良さで「三択の女王」の称号が付き、清楚なしっかり者のイメージから「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」と呼ばれた竹下景子。母親役、祖母役と、年齢を重ねるたびに魅力が増していく竹下景子のＴＨＥ ＣＨＡＮＧＥとはーー。【第４回／全４回】
竹下景子にとって、作品と、そこに関わる人たちとの出会いがＴＨＥ ＣＨＡＮＧＥだったという。その中には、昨年１０月に惜しまれつつこの世を去った俳優、西田敏行さんも……。
「わたしがまだ大学生のとき、ＮＨＫの『ふりむくな鶴吉』という若い人向けの時代劇に出演したことがあります。沖雅也さんが主人公の岡っ引きで、西田さんが下っ引き。レギュラーが多くて楽しい現場だったんですけど、西田さんはエルビス・プレスリーの歌を振り付きで歌ってくれたりして（笑）、いつもまわりを楽しませてくれる方でした。収録のあと、焼き鳥屋さんに連れて行ってくださったりね」
その後も何本かの作品で共演することになるが、思い出深いのは１９９３年に公開された山田洋次監督の『学校』だという。
