国民的子役として大ブレイクした鈴木福さんも、いまや20歳。2月7日公開の映画『野生の島のロズ』では、子どもから巣立ちまでの困難に満ちた成長過程を見せてくれる雁の声優を務める。自身も子役から俳優へとCHANGEしたが、その背景には鈴木さんの背中を押す“言葉”があったのだ。【第3回/全3回】

2月7日より全国公開する映画『野生の島のロズ』で、綾瀬はるかさんが吹き替え声優を務める主人公のロボット・ロズに育てられる雁(がん)・キラリの声優を担当する俳優の鈴木福さん。ドリームワークス・アニメーションの30周年記念作品にふさわしい傑作で、世界43カ国で大ヒットしている。
「以前『ZIP!』(日本テレビ系)でロサンゼルスへ野球の取材に行ったとき、この映画の看板がいっぱいあって“僕がかかわる映画は、こんなにすごいのか”とワクワクしたのを覚えています。と同時に、みんなから愛されるこのステキな作品を台無しにしたくない、という気持ちが芽生えました」
記者が参加した試写会でも目元をハンカチで拭う人たちがちらほらいたが、鈴木さんも「隣でマネージャーさんがぼろぼろ泣いていて、頬がびしゃびしゃでした」と明かす。
「いろんな方がいる試写の場だったので(笑)、僕は泣いてはいませんがめちゃくちゃいい作品だなと思って、ジーンと来ました。感動しました」