近年は大学に進学したことや研究者としても知られる俳優のいとうまい子さん。常に新しいことにチャレンジし続け、「40代からどんどん楽しくなった」と話すいとうさんのTHE CHANGEとは。【第3回/全4回】

昨年8月に還暦を迎えたいとうまい子さん。2月7日より公開が始まる映画『野生の島のロズ』では初めて吹き替えを担当し、4月から大学教授として講義を受け持つことになるなど、年齢を感じさせない“初体験”の連続だ。
「仕事を干され、人に好かれたいために自分らしさを見失っていた20代が一番つらかったかもしれません。その後、吹っ切れた30代はすごく楽しくなって、40,50歳とさらに“楽しい”がずっと続いている状態です。女性の方に言いたいです。どんどん楽しくなるから、希望は捨てないで、と」
楽しさに拍車をかけたのは、44歳で大学進学を決めたことだった。早稲田大学人間科学部eースクールに入学し、予防医学を専攻した。オンライン講義のほか、片道1時間半かけて通学することもあった。さらに博士課程に進み、日夜研究に没頭。なんと今年4月からは、情報経営イノベーション専門職大学の教授に就任する予定だという。