12歳のときから所属してきた旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)を、2025年1月31日に退所した中山優馬。独立前最後のライブツアーでかなった、山田涼介と知念侑李とのNYCによる約12年ぶりの復活パフォーマンスも話題を集めた。「変わりたいと思えば、今日からでもいつでも変われる」と口にする中山さんのTHE CHANGEとは──。【第1回/全4回】

中山優馬 撮影/有坂政晴

2025年1月31日に、「YUMA NAKAYAMA LIVE TOUR 2025 Wings For The GOOD VIBES」をやり遂げたばかりの中山さん。それからわずか数日後の2月初旬、その姿は、主演を務める農業系☆Rock Musical 「いただきます!~歌舞伎町伝説~」の稽古場にあった。

──これまでにも多くの舞台作品に出演してきた中山さんですが、独立後最初の作品となる本作は、笑いもありのロックミュージカルで、これまでとはまた一味違った中山さんが見られそうです。どんな経緯で出演に至ったのですか?

「最初に依頼があったのは2020年でした。基本的には、最初に企画をいただいて、台本があれば台本を読んでから、出演させていただくかどうかを決めていきます。ただ、ときには一緒にお仕事させていただく方の名前だけで出演を決めるときもあります。“この人に声をかけてもらったら”と。今回の演出の林希さんがそのパターンでした」

──2020年、そんなに早くから。

「2020年のときの舞台で、僕がプレイヤーで、彼女は演出補佐だったかな。そこでご一緒したときに、取り組み方とか考え方とか、とても共鳴するところがあったんです。そのときに“こういう作品をやりたい”と。その時点では台本は読んでいませんでしたが、彼女がやりたいならというところから始まって、それがいま実現した感じです」