上原浩治『雑談魂』を降板した直後に訪れたチャンス
今回の出演に至るまではとんとん拍子で話が進んだ。
「昨年の8月末まで約4年半担当した、上原浩治さんのYouTubeチャンネル『雑談魂』を降板した直後の9月頃のことでした。劇団『となりのパンダ s』を主宰している山本陽将さんが私のX(旧Twitter)をフォローしてくださっていていることに気がついてフォローを返したところ、‟『雑談魂』を見ています”とコメントが来たんです。それに対して“演技の仕事をしたいと思っているので山本さんのワークショップに伺わせてください”とDMを送ったら、“一度会いましょう”となって」

自ら積極的にSNSも活用してアプローチした結果が、仕事に繋がる。
「山本さんにお会いしたら、“来年3月に朗読劇をやるので、よかったら出ませんか”という話になったんです。すぐに台本をいただいて読んだところ、書き出しの数行で“出たいです!”とすぐにお返事をしました。私は作家の村山由佳さんや角田光代さんの小説をよく読むのですが、山本さんの脚本にはどこか近いものを感じられて。そのように伝えたところ、山本さんも好みが同じということが判明して、一気に親近感を覚えました。山本さんの脚本だったら、俳優としての一歩を踏み出すチャレンジ出来るんじゃないかって思ったんです。朗読劇であれば、私がアナウンサーとして培ってきたスキルも活かせるかもしれない、演技の仕事の入り口として一番フィットすルのではないかとも思いました」
舞台のタイトルは『うさぎのダイアリー』。物語は、都会の片隅で孤独死した一人の青年が残したノートに綴られた、青年と一人の女子高生の出会いと二人を取り巻く人たちのヒューマンドラマ。上田さんが演じるのは孤独死する青年の母親・竹本美奈子役。
「すごい毒親なんです。結構……いや、かなり酷い人です。共感できるところが、ほとんどありません。周りにもいないタイプの人間ですし、こんな人が本当にいるのかなって。この人、なんでこうなっちゃったのかなって、すごく考えているんですけど、ほんとに理解することが難しい。でも、演じるなら、自分とかけ離れている役をやってみたいとも思っていたので、そういう点ではすごくいい良い役に出会えたと思っています。ただ、最後のほうのシーンでのセリフを読んだ時に、彼女を理解する糸口を見つけることができました。すごく人間らしい人なんだなって思えたんですよね。その部分取っ掛かりとして美奈子へのイメージを膨らませ、日々練習に臨んでいます」
(つづく)
上田まりえ(うえだ・まりえ)
1986年9月29日、鳥取県境港市生まれ。2009年に専修大学文学部日本語日本文学科を卒業後、日本テレビにアナウンサーとして入社。2016年1月末に退社し、タレントに転身。現在はMC、ラジオパーソナリティ、スポーツキャスター、ナレーター、ライター、講師などマルチに活躍中。2019年に早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程1年生コースを修了。2021年には日本語検定委員会審議委員に就任。
【作品情報】
上田まりえ 1stデジタルシングル「はじまる」
2025年2月13日配信スタート!
Apple Music、Spotify、Amazon Music、LINE MUSICなど、世界185か国、55以上のプラットフォームで展開中。
となりのパンダs 第7回公演
朗読劇「うさぎのダイアリー」⠀
会場:溝ノ口劇場
神奈川県川崎市高津区久本3-1-5 ミュージション溝の口B1F(JR南武線 武蔵溝ノ口駅 徒歩3分・TEL 044-850-0038)
出演日時 :上田さんは チームCのメンバーとして出演
3月27日(木)16時
3月29日(土)13時
3月30日(日)15時
チケット:自由席 4,500円/S席 6,000円