実はピンクに染めてみたかったんです
ーー箭内さんが演じたのは育児放棄寸前のシングルマザー・愛美(河合優実)の友人で、事件の首謀者・金本(窪田正孝)の愛人・莉華という役。莉華とは、どんな人物なんですか?
「ザックリ言うとヤンキー的なキャラですよね、莉華って。これまでヤンキー役を演じたことはなかったんですけど、一昨年の秋に放映されたドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)で、ギャル役を演じました」
ーー戸惑いはありましたか?
「このとき、ギャルが私の中ですごく演じやすかったというか、意外となじんで。だから、ドラマの撮影が終わった後もギャルが抜けなかったんです(笑)。
そのタイミングで、ギャルに近いヤンキー役のオファーをいただいたので、嬉しかったです」
ーー今回、髪もピンクに染めていましたね。
「人生初のピンクで(笑)、染めた後で最初に鏡で見たときはとても新鮮でしたね。実はピンクに染めてみたかったんです。でも、お仕事の関係で難しかったので、ラッキーでした(笑)」
ーー莉華の言動は、まさに“ワル”という感じですか?
「性格的にも真逆で、どう演じようかなってことを常に考えていました。観た方に“あ~ムカつくわ~”って思ってもらえるようにセリフの言い方を工夫しました。小馬鹿にした笑いをアドリブで足してみたりも、しましたね(笑)」
ーー工夫された悪なんですね。演じるうえで大変だったことは?
「タバコを吸うシーンがあったんですけど、ふだん吸わないので、すごく練習して(笑)。休憩中に喫煙所でスタッフさんたちが吸っているところにお邪魔して、見様見真似で教えてもらいました。
あとは、終盤で登場人物たちが集結して、カオスな展開になるところが大変でした。怒涛のシーンでカットもあまり割らなかったので、すごく緊張しましたね」
ーー俳優として新境地が開けた感じですね。箭内さんといえばバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で、出川さんと旅をお供する“出川ガールズ”としての出演も話題ですね。
「私、バラエティが好きで、中でも『イッテQ!』が一番好きなんですよ。あるとき、出川ガールズのオーディションがあるって聞いて、絶対やりたいと思って、オーディションを受けたんです。何回も面接があったんですけど、合格の知らせのときは嬉しくて母と一緒に号泣しました(笑)」
(つづく)
箭内夢菜(やない・ゆめな)
2000年6月21日、福島県生まれ。2017年に「ミスセブンティーン2017」でグランプリを受賞。2018年にテレビドラマ『チア☆ダン』でドラマ初出演を果たす。女優・モデルの活動に留まらずバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』などでも幅広く活躍。
【作品情報】
映画『悪い夏』
北村匠海
河合優実 伊藤万理華 毎熊克哉 箭内夢菜
竹原ピストル 木南晴夏 / 窪田正孝
原作:染井為人
監督:城定秀夫
脚本:向井康介
配給:クロックワークス
(c) 2025 映画『悪い夏』製作委員会
公式HP: https://waruinatsumovie.com/