挑戦して失敗したことは、本当の失敗ではない
この取材現場でも、若いマネージャーさんとも、とても楽しそうに話している姿が印象的だ。しかし、下の世代とうまくやるのはなかなか至難の業。
「うまくやるコツは考えたことがないのですが、それよりも何よりも、若い人たちと一緒に遊びたいんです(笑)。一緒に、いろいろなことで楽しみたいんですよね。このお仕事は現場に行くとたくさんの若い人たちと出会えますし、話す機会も多いので、その瞬間、瞬間を大切にしていきたいですね」

つねにワクワクしながら、試練さえも楽しく乗り越えていく板谷さん。だからこそ、ライフスタイルが変化することを恐れず、新しいお仕事に挑戦するチャンスが来たら、喜んで引き受けていると言う。
「私、変化がないといやなんです。飽きやすい性格なのかもしれないですが、なによりも変化しないと心地悪くなってしまうんですよね。だからこそ、これからも進んで変化していきたいんです。これまでも新しい挑戦を与えられたら、“迷ったらとりあえずやってみよう”という精神で取り組んできました。
やらなくて後悔するよりも、やって失敗する方がいい気がしていて。それに、“挑戦した”ということは、どんな結果になったとしても、それは失敗ではないと思っているんです。どんなことも、自分の引き出しを増やすために、これからも挑戦していきたいですね」