大きかった子どもの存在

 また、子どもを持ったことで強くなれたとも言う。

堀井「妊娠中は自分が早くに仕事を休んだことで、悲しむこともありました。ハッピーではなかった。でも、子どもが生まれたら、もうどうでもよくなっちゃったんです。もともと子ども好きだったので、本当にどうしようもないほどかわいくて、毎日抱っこして。自分の意識が、この子のために生きる、働く、って単純明快になりましたね

 早い時期に結婚、出産と踏み切ったため、一時的に落ちてしまったメンタルだが、出産を機にそれが変わる。また、以前以上の強さも身につけた。

堀井「自分になにか良くないことが起こっても、“別に私、この子がいるし、なんなの?”みたいな感じで、自分のことであんまり悲しむことはなくなりましたね。子どもになにかあったりすると、めちゃめちゃ悲しくなりますけど、自分のことではあまり傷つかなくなりました」

 子どもを持ったことは堀井さんにとって、大きな「CHANGE」だったようだ。