「“めっちゃかっこいい!”ってしびれましたね」加藤浩次が見た、BIG3・明石家さんま

──どういうことです?

「さんまさんは、ご自身で運転してきて、局の前に車をバーン! と停めるんです。普通は、そこからマネージャーが地下駐車場に車を降ろすんですけど、さんまさんは、車のドアをバッと開けて、スタッフたちが出迎える中、局に入って来るんです。で、そこからものの30分しないくらいで本番に行くんですよ。“ほぼ打ち合わせしてないじゃん!”って。いや、“めっちゃかっこいい!”ってしびれましたね」

──どういう状況でご覧になったんですか?

「さんまさんの『さんまのナンでもダービー』(テレビ朝日系、1993~1995)という番組で前説をやらせてもらっていたんです。そのときに。当時は僕ら素人みたいなものだったので(※)“おおー、さんまさんだー!”ってなりながら」
※極楽とんぼが最初にレギュラーに抜てきされた『とぶくすり』(のちの『めちゃイケ』の前身となる番組)の放送が1993年。

「そのあと『めちゃイケ』が始まったりして、テレ朝の深夜に『極楽とんぼのとび蹴りヴィーナス』(1999)という冠番組をやらせてもらいました。視聴率を計るときにそれぞれの年齢層で出したりしますよね。あれで僕ら、10代の女の子で0.0っていう視聴率をたたき出したんです!」