一歩足を踏み入れた芸能界。そこにはテレビで見ていたBIG3が

──振り返ってみてもですか? 「俺たち、売れてたな」とか。

「それはナイナイとかの話。僕らに関しては“若手でちょっと出てきたな”くらいでしたよ。謙遜(けんそん)でもなんでもなく」

──“狂犬”というニックネームがつくというのも、有名人になったひとつの証では。

「そうした認識はなかったです。当時はSNSみたいなものもなかったし、だいたい芸能界に一歩でも入ると、天井人たちがいっぱいいますから。自分が売れているだなんて一切思えませんでした。
 それこそBIG3と言われたビートたけしさん、明石家さんまさん、タモリさんとかがトップにいて、さらにダウンタウンさん、とんねるずさん、ウッチャンナンチャンさんとか、ほかにもたくさんいましたからね。“仕事はやらせてもらっているけれど、自分なんて全然ダメだ”と痛感しました」

──たしかにものすごいメンバーがバリバリ活躍されていましたね。BIG3の方との思い出で、何か印象深い出来事を挙げていただけませんか。

「さんまさんの局入りを目撃して、“めっちゃカッコいい!”と思いました」