お笑い好きや同業者から“天才”と評されていたものの、地下活動歴は約25年。唯一無二のエピソードトークで聴く者を惹きつけてやまないピン芸人・チャンス大城さん。昨年はついにRー1グランプリで決勝のステージを踏み話題となった。4月18日には初の怪談本『チャンス大城の霊怖 人怖』(ヨシモトブックス)を上梓するなど幅広い活躍を見せている。一筋縄ではいかないだろうチャンス大城さんのTHE CHANGEとは。【第2回/全5回】

チャンス大城 撮影/有坂政晴

 以前から「大好き」と公言するシンガーソングライター大森靖子さんのTシャツの、そのインパクトとは裏腹に「あ、すんません、よろしくおねがいします」と、取材スタッフよりもさらに腰を下げ挨拶するピン芸人のチャンス大城さん。メディア名が「THE CHANGE」であることを確認すると、「チェンジですかあ、やっぱり『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)に出たときですね。そのきっかけが千原ジュニアさんなんです」とさっそく話し始める。

「千原ジュニアさんと同期なんですけど、2017年、20年何ぶりに再会したんです」