お金よりも平和な日々を送れることのほうが大事!
「念願のお芝居のお仕事を始めたんですけど、最初に所属したのが吉本興業だったんですね。
俳優部だったので、もちろん、お芝居の仕事もさせていただいていたんですけど、やっぱりバラエティのオファーのほうが多くて。なかなかうまくいかなくて、ストレスから帯状疱疹になったこともありました」

ーーおそらく、“だっちゅーの”の印象が強すぎたのかもしれないですね。
「あの頃は、それがすごく嫌でした。あの言葉で流行語大賞をいただいたじゃないですか。だから年末になると毎年、テレビとかで過去の受賞者として取り上げられて、思い出されちゃうんですよ(笑)」
ーー聞くところによると、その後の職歴がまた異色すぎて、びっくりです。輸入家具の販売や遺品整理……。
「その2つは当時、交際していた彼氏がやっていた事業ですね。結婚するつもりでいたから、いろいろお手伝いしていて。結局、結婚はしなかったんですけどね」
ーー現在は歯科助手をされているとか?
「結婚がなくなったので、何か仕事をしなくちゃいけないじゃないですか。自分でも、なんで歯科助手を選んだのか分からないんですけどね。でも、もう何年も続けています。
一時は芸能のお仕事からちょっと離れていたんですけど、数年前に『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演させていただいて、やっぱり、いいなぁ〜と思って。これからもバラエティなどは、ぜひ続けていきたいですね」
ーー結婚のほうは、いかがですか。理想の男性像とかありましたら。
「もちろん、結婚したいですよ! もうね、いろいろ経験した結果、穏やかな人であれば、それでいいってことに気付いた(笑)。お金よりも平和な日々を送れることのほうが大事!」
ーーこの記事を読んだ、全国の穏やかな男性たちから、「結婚したい!」と立候補者が殺到しますよ!
「いやぁ〜、どうなんでしょう。以前もインタビューで結婚したいって話をして、それを大々的に載せていただいたんですけど、手を挙げてくれた人はゼロだったんですよねぇ〜(笑)」
西本はるか(にしもと・はるか)
1978年4月21日、東京都生まれ。小学生のときに女優を目指して劇団東俳に入団。中学2年で「日本国民的美少女コンテスト」本選に出場。97年に浅田好未と結成した『パイレーツ』として、お笑い番組『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)に出演してブレイク。その後、女優やグラビアで活動、現在は歯科助手として働きながら、バラエティ番組などにも出演する。