「すべての役が、いまだに僕の中で息づいていますし、誰ひとり忘れていません」
俳優という立場で作品作りに参加する喜びを知った綾野は『クローズZERO Ⅱ』の漆原役で一気に注目を集める。
「『クローズ』の漆原で存在に気づいていただき、朝ドラ『カーネーション』の周防という役で、たくさんの方に知っていただけました。
『日本で一番悪い奴ら』の諸星や『そこのみにて光輝く』の達夫のようなアンダーグラウンドな人物から、『コウノドリ』では鴻鳥サクラという繊細な人物まで、さまざまな役柄にチャレンジする機会を与えていただきました。『MIU404』の伊吹藍は、ある意味そこまでのキャリアの総合的なものだったかもしれません。すべての役が、いまだに僕の中で息づいていますし、誰ひとり忘れていません」

それぞれの役柄が綾野の中で繋がり、絡み合い、深みを増していきながら迎えた、40代。
「ここからは、これまでに出会った役、作品から学んだことから抽出された一滴が、どれほどの旨味になっているのか見定めて、作品に少しでも生かしていけたなら幸いです。チャレンジャーからチェンジャーに、変化を恐れず今を大切に丁寧に紡いでいきたいと思います」
旨味が凝縮されたチェンジャー・綾野剛は、すでに次のステージを見据えている。
「これまでさまざまなことにチャレンジしてきた、それぞれの〝個〟が〝集団〟となって、チームの一員としてみなさんが楽しんで頂ける作品をお届けできたらと思います」
ヘアメイク/石邑 麻由 スタイリスト/ 佐々木 悠介
スーツ¥88,000 (ヴィンテージ/King of Fools)
人差し指リング¥22,000 (ヴィンテージ/RESURRECTION)
小指リング上から¥22000、¥11000、¥22000 (ヴィンテージ/RESURRECTION)
◎お問合せ先
King of Fools/ Instagram:@kingoffools_designers_vintage
RESURRECTION/Instagram:@resurrection_gallery
あやの・ごう
1982年1月26日生まれ、岐阜県出身。2003年に『仮面ライダー555』(テレビ朝日)で俳優デビューし、映画『横道世之介』『夏の終り』で第37回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞し、以来、数多くの話題作に出演。主な出演作は、映画『そこのみにて光輝く』『新宿スワン』『日本で一番悪い奴ら』『ヤクザと家族The Family』、NHK大河ドラマ『八重の桜』『空飛ぶ広報室』『アバランチ』『オールドルーキー』など。
映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』
6月27日(金)全国公開
配給:東映
出演:綾野剛 柴咲コウ 亀梨和也 木村文乃 光石研 北村一輝 小林薫 ほか
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