2025年、史上最年少(23歳)、史上最短芸歴(3年)で『Rー1グランプリ』王者に輝いたピン芸人の友田オレさん。このところライブにテレビにと破竹の勢いで邁進し、決勝戦で披露した「芸歴42年の演歌歌手・風間和彦」が日本クラウンからメジャーデビューを果たすなど多才に活躍中だ。そんな友田さんのTHE CHANGEは、どこにあったのだろうか。【第2回/全4回】

友田オレ 撮影/有坂政晴

 『THE CHANGE』のモチーフである砂時計を見つけると、「緑色、いいですね」とほのかに顔をほころばせるピン芸人の友田オレさん。「緑色がずっと好きなんです。抹茶色も好きなんですけど。どっちが先に好きになったかわからないくらい、昔から好きです」と、緑色に関するささやかなこだわりを話してくれる。

 今年3月、史上最年少で『R-1グランプリ』(フジテレビ系)王者に輝いた友田さんは、事務所に所属してまだ2年も経っていない。それ以前は早稲田大学のお笑いサークル「お笑い工房LUDO」に所属し、在学中からお笑いファンの間でその名を知らしめていた。トントン拍子で売れっ子になった印象を受けるが、「中学時代の環境のおかげで、こうした今があると思う」と話す。

「中学時代の前にーー、お笑いは小学生のころから好きでした。父がテレビ好きでずっと観ていた『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)とか一緒に観ていて。父はインスタントジョンソンさんとかで笑っていたのを覚えています。当時の僕はとにかくでしゃばりでしたね。給食のおかわりをほかのクラスまでもらいに行く、みたいな。とにかく目立ちたかったんです」