奇妙な世界へいざなうコントで、2012年キングオブコント王者に輝くと、現在は審査員も務めているバイきんぐの小峠英二さん。即日ソールドアウトの単独公演やテレビ番組など、八面六臂の活躍を見せる中、8月8日公開の『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』にゲスト声優として出演する。そんな小峠さんのTHE CHANGEとは。 【第2回/全3回】

小峠英二 撮影/三浦龍司

 8月8日より公開の『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』にゲスト出演するバイきんぐの小峠英二さん。しんのすけ一行とインドで行動を共にするインド人ガイドで、「ウフーン」「アハーン」のたった二言で全感情を表現するという難しい役どころだ。小峠さんの苦心も見どころの1つだが、メインの見どころはしんのすけとボーちゃんの関係性。

 邪悪な力を手に入れて"暴君”と化したボーちゃんと対峙するしんのすけたちは、ボーちゃんに「ボーちゃんはそんな子じゃない」と口々に投げかける。一方でボーちゃんは「僕の何を知っているの?」と問いただすのだ。メインビジュアルに踊る「僕たちは、友達の何を知っているんだろう?」というキャッチコピーが際立つ。小峠さんも「危険を顧みず、しんちゃんたちが一生懸命ボーちゃんを引き戻そうとしているのは、観ていてすごく微笑ましかった」と話す。

ーー小峠さん自身も、友達に対してそんな想いを持ったことはありましたか?

「ありますね。僕は基本的には言いたがりでも説教をするタイプでもないので、聞かれないと言わないんですけど、後輩や友達限らず、仲の良い人には"それはちょっと違うんじゃないですか?”みたいなことは言います。それは先輩でも言いますね」