僕が見たかった青空の杉浦英恋さんは、グループ加入以来その存在感を高め、雲組や全体ライブでも注目を集めてきた。2025年には6thシングル『視線のラブレター』で、青空組(選抜)のメインメンバーに初選出。グループの“顔”として新たな挑戦を続けている。大きな転機となったこの1年の「CHANGE」について話を聞いた。【第3回/全3回】

表現の幅を広げること。安心できる殻から、もう一歩外に踏み出すこと。その積み重ねが、ライブの現場でも確かな自信に変わり始めている。
「初めての全国ツアーでは、ファンの方に“雲組楽曲のメイン、合ってるよ”“あの英恋のパート好き”と言ってもらえて、少しずつ自信もついてきました。それでもやっぱり、毎回“自分にしかできない表現”は何だろう?って考え続けてしまいます。でも、挑戦してみて良かった、やってみて良かったと思える瞬間が増えたのは、全国ツアーでのすごく大きな収穫でした」
この1年、周囲の環境、そして自分自身も大きく変わった――その実感は、日を追うごとに強まっていく。