“受け入れてもらえるかな”と不安もすごく大きかった

「3rdシングル『スペアのない恋』では雲組楽曲『涙を流そう』でメインに立たせてもらって、6thシングル『視線のラブレター』では青空組の真ん中。この1年の変化は自分でもびっくりするくらいです。青空組って八木ちゃんのイメージが強くて、“私で大丈夫かな”“受け入れてもらえるかな”と不安もすごく大きかった。でも選んでもらえたからには、とにかく一生懸命やるしかない。毎回新しい壁にぶつかりながらも、ちゃんと乗り越えていきたい、という思いでここまで来ました。最近は、不安やプレッシャーを抱え込むんじゃなくて、それを“楽しみ”に変えていくことも少しずつできるようになった気がします」

 経験を重ねるごとに、少しずつ心の持ち方にも変化が生まれていった。舞台袖やカメラの前で緊張を抱えながらも、自分自身の弱さを受け入れることで、新たな向き合い方が芽生えていく。

「でも最近は、そういう自分の弱さや不安も“ダメなことじゃない”と思えるようになってきたんです。無理に強がったり、格好つけたりしなくていい。“今の自分をそのまま伝えればいい”って思うようになりました。逆に、“ちゃんと伝わらなかったらどうしよう”っていう不安も、自分の等身大の悩みとして向き合えるようになったのかなと思います」

 6thシングル期間の先を語る杉浦さんの表情は、力強く、そしてどこか晴れやかだった。

「このシングル期間が終わった時、新しい自分が待っていたらうれしいです。7枚目、8枚目と挑戦は続くと思うので、またインタビューしてもらえた時に“また変わったね”と言ってもらえる自分でいたいです。これからも青空組としても、個人としても、成長していけるように頑張っていきたいです!」

杉浦英恋(すぎうら・えれん)
2008年6月19日生まれ、愛知県出身。僕が見たかった青空のメンバー。8月6日発売の『視線のラブレター』でメインメンバーに抜擢。

僕が見たかった青空ワンマンライブ情報
「アオゾラサマーフェスティバル2025」8月31日、豊洲PITにて。
「僕青祭」10月18日、KT Zepp Yokohamaにて。
舞台「夏霞~NATSUGASUMI2025~」9月6日~15日、シアター1010(東京都)にて上演決定。
最新シングル「視線のラブレター」のミュージックビデオ撮影密着記事を『EX大衆8月号』(発売中)でオフショットとともに掲載。