うらじぬのファーストサマーウイカ。彼女たちをテレビドラマで見て知った、という方も多いだろうが、うらじは劇団子供鉅人、ウイカは劇団レトルト内閣に所属しており、ふたりのホームグラウンドは「小劇場」なのだ。このたび、『双葉社 THE CHANGE』ではうらじさんとウイカさんの転機となった瞬間にせまるインタビューを決行。個性が溢れるふたりの化学反応は、いったいどういったものになるのかー。【第2回/全5回】

ファーストサマーウイカ、うらじぬの 撮影/冨田望

 10年ほど前と現在で感じるCHANGEについて、うらじぬのさんは「俳優という仕事を通してコミュニケーション方法がたくさんあると気づいた」と語り、それを受けてファーストサマーウイカさんは「ネットとSNS社会の影響」が、自身だけでなく全人類に影響しているのでは、と話してくれた。

 うらじさんとウイカさんは、今後どういうふうにSNSを使っていきたいのだろうか?

うらじぬの(以下、うらじ)「今後ですか……。本当にできるなら積極的にはやりたくない。見ないでおきたいです。SNSって共有を強要してくるじゃないですか」

――そうですね。

うらじ「私はそんなに知りたくない(笑)。さっきのウイカさんの話じゃないですけど、“そんな別に知りたくなかったな”ってことが、流れてくる。本当だったら、そういうことすら全部見ずに、いろんなことを楽しみにしておきたいじゃないですか。だから、可能なことならあまりSNSを見ないで生活したいですけどね」

ファーストサマーウイカ(以下、ウイカ)「普段面白いな、すごいなって思ってる芸人さんがツイッターとかでスベってるのとか目にすると、“なんでこの方がツイッターやってんだろう、スベるくらいだったらやめりゃいいのに”って思ったり、“この人、変な絵文字使うじゃん”みたいなふうに、勝手に幻滅したりする自分がいるじゃないですか。