1998年、吉田敬とともにお笑いコンビ『ブラックマヨネーズ』を結成した小杉竜一。数々の賞を受賞した後、『M‐1グランプリ2005』で優勝し全国的に名を馳せた。現在は個人でも活動し、多くのバラエティ番組で活躍している彼のTHE CHANGEとはーー。【第2回/全2回】

ブラックマヨネーズの結成7年目くらいで、M-1グランプリで優勝させてもらいましたが、島田紳助師匠、ダウンタウンの松本さんに票を入れてもらえたというのがとても嬉しかった。僕ら2人の気持ちが乗っかった漫才だからよかったんだと思います。
そんな中で東京のテレビにも出るようになりました。
大阪の番組は台本もペラペラで、「なんとかなるやろ」みたいなところがあり、脱線したらそのまま終わることが多々ありましたが、東京はガッチリ構成も決まっていて、脱線してもちゃんと元に戻る印象です。
大阪時代って出演者もそんなに多くなかったけど、東京はひな壇も3段、4段ぐらいあって、黙っていたらそのままで終わってしまう。だから僕らも何とか印象に残ろうって必死でしたね。でも、僕と吉田がひな壇でケンカしているみたいにやりあってたのは、もちろんなんとか面白くしてやろうという思いが半分くらいありましたが、残りの半分はホンマに腹立って言い合いしてました(笑) 。
東京で最初のレギュラーは2007年に放映された『業界技術狩人ギョーテック』 (テレビ朝日系) 。藤井隆さんが業界のいろんな裏話を聞きに行くという深夜番組。出演者は、僕ら以外はチュートリアル、ハリセンボン、森三中、麒麟……今考えてみるとすごいメンバーでしょ。その後、この手の番組がすごくはやったので、そういう意味では走りとなったなっていう自負はあります。