映画で演じたのは「自分とは正反対のキャラクター」
――確かに、目には見えない「男神」という存在や、不思議な世界観、幻想美がひとつの見どころでもあるので、この作品を台本で文字だけ読むとどういう風に映像になるのか、想像がしにくそうですね。
「そうなんです。台本には難しい漢字が多いし、使われている言葉も独特なので、僕が今まで見たことのない言葉ばっかりだったから、そこは大変でした」

――井上監督が岩橋さんにオファーをした理由に「普段の岩橋さんだったらやらなさそうな乱暴な言動を、せっかくだから見てみたい」とコメントされていましたが、ご自身ではその辺、いかがですか?
「今までいろいろなドラマや映像作品に出たことはありましたが、自分とここまで真逆な、正反対のキャラクターというのはあまりやってこなかったんです。でも、それがかえって自分にとってやりやすい役作りだったし、イメージもしやすかったです」
――公式サイトのコメントで「共演者の皆さんがフレンドリーに話しかけてくださったり、演技について色々とアドバイスをしていただき、とても心強かったです」と仰っていましたが、具体的にどなたからどんなアドバイスがありましたか?
「主演の遠藤雄弥さんとはいろいろなお話をしました。僕の最初のシーンが、遠藤さん演じる勇輝さんとの絡みだったので、そこでいろんなお話をできたことで、先輩・後輩関係の雰囲気を自然と表現できたなと思います」