2022年に俳優デビューし、立て続けに話題作に出演している俳優、中沢元紀。連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)では文武両道の好青年・柳井千尋役を演じ、戦死したときには“千尋ロス”が続出した。初の写真集『ルート』(ワニブックス)を発売する中沢元紀の、THE CHANGEとは──。【第2回/全3回】

高校生のときに見たドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(関西テレビ・フジテレビ系)に衝撃を受け、主演の小栗旬が現在社長を務める芸能事務所に自ら履歴書を送り、夢の扉を開いた中沢元紀。
──憧れの存在に初めて会ったときの感想は?
「うわ、小栗旬だ! でした(笑)」
憧れてやまなかった存在は所属事務所の社長となり、心から信頼できる先輩となった。ドラマ『下剋上球児』では、主演の鈴木亮平から「この現場を越えるものを探していってください」という言葉を受け取り、デビュー4年目で連続テレビ小説『あんぱん』で柳井千尋という大きな役を得た。