「ネイティブな人の耳に勝てるのかという不安があった」憧れの方言

　今回は地方が舞台なので、セリフもほとんどが方言だった。

「東京出身ということもあって、方言に対する憧れがあったんです。こういった機会がないと方言は話せないので挑戦ではありましたが、楽しかったですね。台本自体も、方言の部分は方言のままで書かれていて、スタッフにも福岡の方がいらしたので、その方から教わったりもしましたね」

　方言に関して、共演者から褒（ほ）められたこともあったという。

「陣内さんから“筧ちゃん、方言良いよ”って言ってもらえたことは、何よりも嬉しかったです。私としては、やれることはやった……という気持ちでありながらも、けっこうドキドキしながら、ネイティブな人の耳に勝てるのかという不安があったんですが、福岡出身の陣内さんにそう言ってもらえたことは、すごく励みになりました」