2022年に奇跡の復活、そして解散を遂げた「男闘呼組」。翌23年には、男闘呼組メンバーを中心とした新バンド「Rockon Social Club」を結成し、音楽ファンを熱狂させている。そんな彼らが、堺正章さんやMISIAさん、HOUND DOGの大友康平さんらトップアーティスト とコラボしたアルバム『THE SHOW MAN』を発表。
インタビューサイト『双葉社 THE CHANGE』では現在、全国ツアー中のRockon Social Clubの“期間限定”となる連載をスタート! メンバー6人全員に、ご自身にとっての“THE CHANGE”、転機について語っていただくとともに、音楽、そしてメンバーに対する“熱い思い”をリレー形式で明かしていただいた!【第4回/全30回】
男闘呼組の復活によって、不可能が可能になる瞬間=人生で2度目の“THE CHANGE”を経験した高橋和也さん。現在おこなわれている、Rockon Social Club(以下、ロックオン)のツアーは、年に一度のご褒美のような時間だという。
「メンバー6人が集まってロックオンとして活動できるのは、年に数か月のみ。ほかの時間もそれぞれがエンジンを回し、走り続けているから、集まったときにすごいパワーと集中力が出せると思うんです。ロックオンは、音楽性だけでなくエンターテインメント性も高い、華やかなバンドだと思うので、ほかの活動では、逆にアーティスト性を掘り下げた活動が思いっきりできるのかなって。つまり、ロックオンという大きな母体があることで、芸術性を追い求めた実験的な取り組みや制作にも、集中できるようになったんだと思います。
そうやって互いが切磋琢磨して、個性をより磨いていくのは、今も昔も変わりません。僕が最も影響や刺激を受けた表現者は、一番近くにいたメンバーでしたから。ロックオンでも、互いが自分の表現を探求することで、目には見えない形かもしれないけど、すごくいい影響があると思いますね」