「ずっとこの関係性を続けていきたい」若いころから隣を走るメンバーたちへの思い

──確かに、9月から始まった全国ツアー「KURE 5-56 Presents Rockon Social Club Tour 2025 FOREVER CALLING -Still Rockin’-」では、バンドの結束力が一層高まり、パワーアップしているのをひしひしと感じた。

「お客さんの熱量がめちゃめちゃ高いので、それに対して僕らも応えたい。なので、ライブではそれぞれが得意なところをうまく発揮して作っているんです。たとえば、(岡本)健一は、演出家の能力を生かして、ロックオンの全体を見て、“ここでは、こうしたほうがいいよ”とか“あそこはいらないと思う”と、的確に指摘してくれます。(前田)耕陽は、脚本も書いているので、ライブのMCだったり、ライブの中でちょっとしたストーリーを作るときに才能を発揮してくれますね。
 (成田)昭次は、ずっとシンギングパートナーです。ふたりの声の相性って特別なものがあると思うし、初めて出会ったところからそれは始まってるんですよね。運命的な出会いだったんだなって改めて思います。若いころはよくぶつかりもしたんですが、だからこそ今はお互いがよくわかる。理解度が深まったし、かけがえのないパートナーだなと思う。ずっとこの関係性を続けていきたいですね」