2025年11月13日、トー横の人間模様を描いた『Too Young』にて、約1年半ぶりの舞台出演を果たす綱啓永さん。ドラマ『恋愛のすゝめ』(TBS系)や『366日』(フジテレビ系)など数々のドラマや映画で活躍をする彼だが、いまの“等身大”の演技ができるまでには大きな壁もあったと、自身の俳優生活を振り返る。演者として一皮むけた綱さんの“THE CHANGE”とは。【第3回/全5回】
冷静沈着なヒーローから明るくコミカルな青年まで、幅広い役柄を演じ分ける綱さん。“演技をするときには、自分の色を役柄に落とし込みたい”と自身の役づくりについて話す彼だが、初めての単独主演の際には大きな重圧にさらされたという。
「ドラマ『恋愛のすゝめ』(TBS系)では、初主演ということもあって半端ない重圧とプレッシャーを経験しました。僕の演じた鳳啓介は生徒会長でめちゃくちゃ頭もいいキャラクター。さらにクイズ研究会の会長というだけあって、セリフも難しいし、覚える量も尋常(じんじょう)じゃなかったんです。あれは役者を始めてから久しぶりの大きな壁でしたね……」
──大変な役どころでしたね。そんな難しい役柄、どのようにしてやり抜いたのですか?
「一生懸命やっただけです(笑)。人間、気合いでどうにかなると思ってるので。あのころは、ただただ頑張りました……」