タフな心身をどうやって維持しているのか「止まらずに動き続けているほうが、いい調子をキープできるんです」
ふたつのバンドをかけ持ちするだけでなく、サポートドラマーとして国内外を飛び回る青山さん。
──青山さんがリスペクトするX JAPANのYOSHIKIさんをはじめ、ロックバンドのドラマーはフィジカル面でご苦労される方も少なくありません。多忙な青山さんは、どのようにしてタフな心身をキープしているのでしょうか?
「ありがたいことに、これまで大きなケガや故障に悩まされずにやってくることができました。個人差が大きいので一概には言えませんが、僕の場合は、止まらずに動き続けているほうが、いい調子をキープできるんです。長期のオフなどでドラムから離れちゃうと、次に動き出すとき、結構キツいなって感じますね。年齢的にも、この夏で39歳になったし、鍼灸などに通うなどのケアもしてますよ。
特に傷めやすいのが腰と首、あと背中ですね。10代のころはジムに通ってめちゃめちゃ筋肉をつけたりしてたんですが、鍛えすぎちゃうと僕は動きが悪くなっちゃうんです。なかには、意識的に筋肉つけないと、どんどん落ちちゃう方もいるので、人それぞれではあるんですが、僕の場合は筋肉をつけるとしなやかに動きにくくなるらしくて。だから鍛えるといえば、“ドラムを叩く”だけなんです」