一番年下だけど…「音でもステージでもみんなに頼られるような存在になりたい」

「和也さんがこのリレー連載で“ロックオンには、英樹のドラムが欠かせない”と言ってくださったように、一番年下ではあるけど音でもステージでもみんなに頼られるような存在になりたいんです。ドラムはバンドサウンドの土台でもあると思うから、先輩方の後ろに隠れてついていくんじゃなくて、やっぱりグイグイと引っ張っていかなきゃなっていう気持ちがあります。それはサポートではなく、自分のバンドだからこそ感じる使命感みたいなものかもしれません」

──強い気持ちでロックオンというバンドでドラムを叩く青山さん。そんな青山さんが、ドラマーとして大切にしていることとは?

「音楽には決まりごとはないから、何が正しいとか、どうすればかっこいいという正解はないんですよね。そこで大事になるのは、“自分らしさを出すこと”なんだろうなと思うんです。
 たとえば、変に頭でっかちに考えすぎて、“いまはこういうのが売れ線だから”という理由で、自分たちの色ではないものを無理にやろうとするのは、もったいない気がします。自分たちのやり方を信じて、ついてきてくださるファンの皆さんを大切にする、ファンの思いを裏切らないためにも、自分たち“らしさ”は大事にしたいですよね」