三代目J SOUL BROTHERSのパフォーマーとして、ソロアーティストとして、そして、俳優として活躍し、主演映画『金髪』で「今まで演じた中で、たぶんダントツでみっともない主人公」を演じる岩田剛典。そんな彼のTHE CHANGEとは──。【第2回/全3回】
主演映画『金髪』では、オジサン予備軍の中学教師・市川を演じる岩田剛典だが、やはり多くの人がイメージする“岩ちゃん”は、知的でかっこいい王子様ではないだろうか。
「正直に言うと、そんなふうに言われるようになった頃はイヤでしたよね(笑)。広まるにつれて、周囲からそういうキャラクターを期待されるようになって、雑誌の撮影なんかでも『王子様っぽい』ポーズや表情をリクエストされるようになる。かっこつけたいのに『かわいい感じの笑顔で』なんて言われたりすると、そうやって勝手にイメージを付けられて、『この先もずっとそのキャラで生きていくことになったら、どう責任をとってくれるんだ!?』なんて思ってました(笑)」
しかし今は、“岩ちゃん=王子様”というキャラクターが作られたことは、ありがたかったと思っている。
「僕はダンスがやりたくてこの世界に入りましたが、芸能界は好きなことだけやって生きていける世界じゃないんですよ。注目を浴びるということが非常に重要で、認知してもらえて初めて次に進むことができるし、続けていくことができる。僕の場合は(皆さんに)抱いてもらったイメージがそのひとつだったわけです」