「芸能界に入っても、どうすればいいのかさっぱりわからなかった」
まだ三代目J SOUL BROTHERSという名前も、何人のグループになるのかも決まっておらず、全国から集まったスゴ腕ダンサーがオーディションでしのぎを削った。
「最終的に合格できたわけですが、そうなってもまだ、合格するということがどういうことなのか、よくわかってなかった。ボーカルの2人なんかは『絶対にメンバーになるんだ』という思いでやってきているのに、僕はデビューする覚悟もないままに頑張ったら、受かってしまった。いま振り返ると、すごく中途半端な状態だったと思いますね」
2010年11月にシングル『Best Friend‘s Girl』で、デビューし、翌11年、ドラマ『ろくでなしBLUES』で俳優活動を開始。
「それまで、芸能というものにまったく興味を持っていなかったので、知っていた芸能人といえばEXILEと明石家さんまさんくらい(笑)。 いや、EXILEについては、芸能人だという認識じゃなかったんですね、ダンサーの人たちが芸能界でスターとして扱われている…みたいな捉え方だったと思います。そんなわけで、自分が芸能界に入っても、どうすればいいのかさっぱりわかりませんでした」
わかっているのは、入ったからには生き残らなくてはならないという思いだけ。
「最初の2年くらいは、芸能界の仕組みを分析し、どうやれば生き残れるかを考えていました」