エンタメ好きは現在も変わらない
「TBSにはラジオ局もあって、アナウンサーがその番組の中で自分のことを話す機会もあったんです。ラジオでは許されている空気感みたいなものもあって、もっと自然体でも良いんだなって思えるようになりました」

宇垣さんのTBS時代といえば、朝の情報番組『あさチャン!』が有名だ。入社1年目から担当し、2018年3月に同番組を卒業した。
「番組から卒業した後にもらった仕事が多岐に渡り過ぎていて、新鮮で面白くて“こんな仕事もあるんだ!”という発見がたくさんありました。こんなに色々な仕事が世の中にあるのなら、もっと自由に色々なことに挑戦してみたい、と思ったことが退社を決意したきっかけではありました」
子供の頃からの読書好き、エンタメ好きは現在も変わらない。『風を食べる』(集英社)、『今日もマンガを読んでいる』(文藝春秋)など著書も多数。さらに今年はYouTubeチャンネルも開設した。
「書くこと以外に自分から発信することがなかったんですけど、フリーになってからは自分がやりたいと思ったことも大事だけど、“どうですか?”と訊かれたことには、自分の倫理観に反するものでない限りは、とりあえずチャレンジしてみることはすごく大事だなって思うようになって。そんなタイミングでYouTubeのお話をいただきました。2週に一回ぐらいのペースで緩いノリで、素の宇垣のまま出られているのかなって思います」