TBSテレビのアナウンサーをキャリアのスタートし、以降、俳優、タレント、執筆家、とマルチに活躍。新たなステージを開拓し続けている宇垣美里さんにとってのCHANGEを聞いてみた。【第3回/全3回】
「フリーになって良くも悪くも丸くなった」宇垣美里さんは、あるインタビューにそう答えていた。今回の取材は、その頃から更に3年ほどが経過しているが、現在はどうなのだろう。
「もう、まん丸ですよ(笑)」
TBSのアナウンサーを辞めて、すでに6年が経つ。現在は俳優や執筆業などアナウンサーの枠を越え、幅広く活躍しているが、社員時代の自分を回顧しながら、今の自分についてこう語ってくれた。
「歳を重ねたということもあり、以前よりは諦めもつくようになったと思います。“そういうこともあるよね”って受け止められるようになったという意味では、丸くなったのかなって。マネージャーさんや、メイクさん、スタイリストさんなど仕事でご一緒する方々も基本的に気心が知れている方が多いので、チームという安心感があるという部分も大きいですね」
関西出身の宇垣さんは局アナ時代、標準語が上手くしゃべれずに苦労した時期もあったと明かすが、同僚の優しさに助けられながら克服できた。そして、ラジオの存在も大きかったという。