「トップレベルに楽しい時間」のボウリング、ルーツは友人たちとの日々

 そんな綱さんの「自信」につながったのは、これまで活動してきた経験の数々だった。

「ジュノンでグランプリを獲ったり、ドラマに出させていただいたり……そうやって積み重ねていった経験があるのだからと、自分に自信を押し込んでいったんです。ある意味、自分自身を勘違いさせるというか(笑)」

 そんな価値観に並んで、綱さんの芸能生活を支える軸。それは友人との時間だ。特に高校時代の友人とは月に1、2度会うほどの仲の良さだと話す。

「僕の趣味って、サウナ、ボウリング、カラオケ、ダーツ……とたくさんあるのですが、特にボウリングには友人とよく行きます」

 高校時代は帰宅部だったという綱さん。放課後には毎日のように友達とボウリングやカラオケに行っていたという。

「当時は青春の1ページでしたね……。いまでもみんなボウリングが大好きなんです。だからと言って、うまいわけではなくてスコアは中途半端(笑)。だからこそ、チーム戦とかが楽しいんです」

──聞いているだけでも、すごく楽しそうです(笑)。

「そうですね、みんなでボウリングをしている時間が、僕の中でトップレベルに楽しい時間かも。あとは、サウナに入っている時間も至福ですね」

綱啓永 撮影/有坂政晴