フランスで芸能や芸術の力強さを改めて感じ取れた
そんな美のカリスマに幼稚園の頃から憧れの眼差しを送っていたという八木さんは昨年、国際的なフランスのファッション・ブランド「クリスチャン・ディオール」のディオールジャパンアンバサダーに就任した。
「ありがたいことにフランスにショーを見に行かせてもらいました。本当に感謝の気持ちしかなかったです。実際にショーやギャラリーを見たり、ディオールの歴史について教えてもらったりしたんですけれど、私自身もその美しさを見るだけで気持ちが高まって、心が躍るような感覚になりました。ファッションって、着るだけじゃなく、人にエンパワーメントする(力を与える)とか、こんなにも力を貰えるものなんだって感動しました。芸能や芸術の力強さを改めて感じ取れたのは本当に貴重な経験でした」

──現地の人の目には八木さんはどのように見えていたのでしょうか?
「どうなんでしょう…。スタッフさんや関係者の方々からは“ジャパンの代表として行くんだから、ちゃんと胸を張ってね”と言われました。最初の1月に知り合った現地のスタッフさんと再会した時に、私のことを覚えていてくださっていたのはとても嬉しかったです」
今年はデビュー10年目に突入した。
「この10年を振り返ると、“自分はなんてラッキーなんだ”ってことに尽きますね。デビューした14歳の頃の自分が想像していたよりももっとすごい未来が待っていて、あの当時の自分がいまの自分を見たら本当にビックリしていると思います(笑)」