その透明感と自然体な存在感で様々な作品に出演して若手俳優の一人として躍進中の八木莉可子さん。昨年は世界的ファッション・ブランド「ディオール」のジャパン・アンバサダーに就任して国内だけの留まらず、活躍の場をワールド・ワイドに広げている。そんな八木さんにとってのＣＨＡＮＧＥは？【第３回／全３回】

八木莉可子　撮影／冨田望　ヘアメイク／本岡明浩　スタイリスト／Shohei Kashima

　幼い頃に憧れていたのは意外な人物だった。それは「どんだけ～！」のフレーズでおなじみのＩＫＫＯさん。八木さんとＩＫＫＯさんは結び付かない感じがするのだが……。

「ＩＫＫＯさんの本職はメイクアップアーティストですが、モデル、タレント、俳優といろいろな顔をお持ちですよね。“ＩＫＫＯさんのようにメイクやおしゃれも出来るモデルさんになりたい”……みたいなことを私も幼稚園の卒園文集で書いていたんです」

　ＩＫＫＯさんといえば、メイクアップアーティスト、美容家、ビューティーディレクターとして雑誌の表紙をはじめ、テレビＣＭ、舞台等、国内外で幅広く活躍。特に和装ヘアメイクを通じ多くの女優の支持を受けている。また、タレント、書家としても活動し、マルチな才能を発揮するエンターテイナーである。