「サンタモニカの海で、涙が止まらなくなった」こみあげてきた思い

 自身のInstagramによると、「氷川きよしとして認識されない場所で 自分で望んだKIINA.としてLAで2ヶ月」過ごしたといい、自炊をしながら見たかったものを見、会いたかった人に会ったという。

「アメリカに行ってまだ1週間くらいのときかな、サンタモニカの海で、涙が止まらなくなったことがあったんですよ。自分を見つめ直すためにいったん立ち止まることを決めたけど、“本当によかったのかな”、“アメリカで何か達成しないと帰れないな”と思ったら苦しくて、次から次へと涙があふれてきちゃって……」

 このときにこみ上げてきた思いをつづったのが、11月19日にリリースされたオリジナルアルバム『KIINA.』に収録されている『暴れ海峡』。

「思いを言葉にして吐き出したら、気持ちがスッと楽になったんですよね。アメリカにいる間、自分の心にたまっていた苦しみと向き合いながら、70くらいの詩を書きました」