現役時代から現在の野球解説者まで、常に前向きかつ快活な発言で周囲を楽しませてきた“絶好調男”中畑清さん。ときに冗談を交えつつの語り口が人気だが、一方でプレーの細かな機微までしっかり言及する、野球の目利きでもある。今回は敬愛する長嶋茂雄さんから、MLBの頂点にのぼりつめた大谷翔平選手、自身のCHANGE、そして愛する野球の未来まで、たっぷりと語ってもらった!【第7回/全10回】
一昨年に2度目となる肘のトミー・ジョン手術を受け、24年は打者に専念していた大谷翔平選手。25年は2年ぶりのマウンドに立ち、二刀流が完全復活したが、中畑さんによると26年シーズンは“最高の年”になりそうだという。
「自分でも次に肘を壊したら終わりだと思っているはずだから、“ピッチャーはいついつまで”と自分で決めていると思う。それがいつかはわからないけど、二刀流に集中して取り組めるのは26年ぐらい。
逆に言うと、プレーヤー的に最高の年になる感じがする。だからこそ、WBCがうまくいってくれないと困るんだよ。そうじゃないと、いい流れに乗れないからね」
──では、大谷選手のチームメイトで、ワールドシリーズMVPにも輝いた山本由伸投手の26年はどうでしょう?
「由伸はそのままでいいんじゃない? 体も心も強いし、頭もいいし、コントロールもいいしで欠点がない。唯一の欠点は、俺におごってくれないことだね(笑)」