現役時代から現在の野球解説者まで、常に前向きかつ快活な発言で周囲を楽しませてきた“絶好調男”中畑清さん。ときに冗談を交えつつの語り口が人気だが、一方でプレーの細かな機微までしっかり言及する、野球の目利きでもある。今回は敬愛する長嶋茂雄さんから、MLBの頂点にのぼりつめた大谷翔平選手、自身のCHANGE、そして愛する野球の未来まで、たっぷりと語ってもらった!【第8回/全10回】
2026年は、大谷翔平選手にとって「最高の年」になりそうだと予想する中畑さん。そのMLBには新たに、史上最年少で3割30本100打点を達成した元読売ジャイアンツ・岡本和真選手と、史上最年少三冠王の元東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆選手が挑戦を表明。村上選手はシカゴ・ホワイトソックスへ、岡本選手はトロント・ブルージェイズへの入団がそれぞれ決定している。
──岡本選手・村上選手はNPBが誇る二大スラッガーでしたが、MLBではどこまで活躍できるでしょうか。
「2人とも心配だね。メジャーはパワーピッチャーが多いし、まともなまっすぐは投げてこない。早くて動くボールに対して反応できるかを考えると、慣れるまでは時間がかかるだろう。その間、チームがどれだけ我慢してくれるかというところだね。向こうははっきりしているから、ダメだったらすぐに切られる。
あとは、注目されることもあって、不調だとすぐ非難されるだろうし、バッシングのような状態になったときに、彼らが耐えられるかどうか。結果を出せなかったときのそういう壁は経験したことないと思うから、ちょっと怖いと思うよ」