アイドルからアーティストへ、いつどの役割においても、世の中を魅了してきた鈴木愛理。彼女が初の単独主演映画『ただいまって言える場所』で演じるのは、オタクで“子ども部屋おばさん”の中学教師・朝井えりこ。キラキラなだけでない、葛藤する大人の芝居にも本気で臨んだ鈴木が、これまでに経験してきたTHE CHANGEとは──。【第1回/全5回】

鈴木愛理 撮影/杉山慶伍

 ドラマ『推しが上司になりまして』(テレ東系)、バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)など、ハロー!プロジェクトを卒業し、マルチに活動する現在でも、鈴木愛理はその歌やパフォーマンスで、私たちに元気をくれる。

 彼女の単独初主演映画『ただいまって言える場所』(2026年1月23日公開)は、鈴木が演じる、実家暮らしの“子ども部屋おばさん”の中学校教師の朝井えりこと、彼女が受け持つクラスの不登校生徒・月岡千花(川口真奈)の交流を軸にした、ヒューマンドラマになった。

 教師として頑張りながらも、不登校の千花が心配なえりこ。そんなえりこはある日、趣味のBL漫画 を通じて、SNSで「チー」という少女と知り合うが、彼女こそが千花だった。互いの素性に気づかないままSNSで交流を続けていくふたり。

 また、えりこは千花の不登校を解決しようと奔走するが、ある出来事をきっかけに、過去に負った傷が呼び覚まされ、平穏な日常は音を立てて崩れていく。それでもふたりは葛藤しながら、親や学校と向き合い、それぞれの一歩を踏み出そうとするストーリーだ。