1974年のデビューから52年目に突入。解散・休止・メンバーチェンジもなくコンサートツアーを続け、昭和・平成・令和と3つの時代を駆け抜けてきたTHE ALFEE。2024年にはNHK「紅白歌合戦」にも出場し、ライブチケットは軒並みソールドアウト。古希を超えて再ブレイク中の彼らが、最新アルバム『君が生きる意味』をリリースした。楽曲への想い、バンド人生における「CHANGE」の瞬間に迫った。【第2回/全4回】
デビュー50周年を迎えた2024年の大みそかには「NHK紅白歌合戦」に出場。“再ブレイク”といわれるほど、新たなファンも急増しているTHE ALFEEだが、意外な反響をどう受け止めているのだろうか。
高見沢 「どこがいいのかわらないですけど(笑)。ただ紅白でいえば、『星空のディスタンス』、41年程前の楽曲で、歌番組などでも何度も歌っていて、僕らからしたら桜井が歌うのは当然ですよね。でも、実際紅白で歌うと、桜井が歌い出した途端に“お前が歌うんかい”“端っこが歌ってる”みたいな……」
坂崎 「“ベースが歌ってるよ”って(笑)」
高見沢 「一般の方にはバンドは真ん中が歌うというイメージがあるらしくて。本当にね、50年やってきましたけど、まだまだだなっていう」
坂崎 「知らない人がまだまだいるんだな、と。知ってる人には当たり前のことですよね、ディスタンスを桜井が歌うのは。ということは、紅白しか見てなかったってことでしょ。今まで他の番組でいろいろ歌ってたけども、見てなかったってことですよね。紅白というのはやっぱり国民的な番組なんだなって……」
高見沢 「改めて実感しました。41年ぶりですけど」
坂崎 「5000万人ぐらいの人が観たみたいですよ」