魚を釣る動画やカツ丼を作る動画でも爆笑事件「ずっと僕らは見てきて……」「間違いなかったなと」

――料理動画を撮影したきっかけとは?

高見沢 「ずいぶん前からやってるもんな」

坂崎 「夏のコンサートのパンフレットを動画で作ろうと。DVDパンフレット、その前はビデオパンフレットで」

高見沢 「キャンプに行って、料理を作ったりしていたのが発展したんだよね」

坂崎 「魚釣りやったり」

桜井 「魚釣りもすごいんですよ! ああいうのって、鮎とかを川上で放流するんですけど……」

坂崎 「いわゆる管理釣り場ですね」

桜井 「坂崎は釣りが趣味なので、すぐ魚がかかった。で、俺もなんとかやって、かかったんですけど、高見沢はどうしてもかからないんで。ずっと動画を回すわけにもいかないからって、坂崎が釣ったやつをつけてね、“あ、かかった、かかった!”って言うんだけど。普通こうやって(ピチピチした動き)釣り上がってくるんですけど、こうやって(瀕死の様子)上がってくるんですよ(笑)!」

坂崎 「ファンの人は知ってる」

高見沢 「それが、ファンじゃない方にも動画サイトによって発見されてしまったという」

坂崎 「しかも高見沢のこのルックスからして、一般の人のイメージはたぶん、まったく違うと思うんですよ。“まさかこの人が!”っていうね(笑)。俺がやってもたぶん、つまんない」

高見沢 「なにそれ!!」

桜井 「俺だって全然つまんないと思うよ。(高見沢はカツ丼を作るのに)タマネギをそのまんま(鍋に)入れちゃうからな(笑)」

高見沢 「レシピ通りやっただけなんだけどね……」

桜井 「間がいいんですよ。レシピを一生懸命見ながら、こうやって(タマネギを)持ってるんですけど、結局は切らないで入れちゃう」

坂崎 「ずっと僕らは見てきて……」

桜井 「間違いなかったなと」

坂崎 「いつかこういうのは、みんなに見てほしいなとは思ってましたけど(笑)」

 ベテランバンドなのに面白すぎるというギャップも、THE ALFEEの魅力のひとつ。次回はバンドとしての一大転機となった1983年『メリーアン』の大ヒットから、日本初の10万人単独コンサートとなった1986年「東京ベイエリア」について聞いた。

(つづく)

THE ALFEE(ジ・アルフィー)
桜井賢(Vo.B、1955年1月20日生)、坂崎幸之助(Vo.AG、1954年4月15日生)、高見沢俊彦(Vo.EG、1954年4月17日生)からなるバンド。1973年、明治学院大学にて出会い、グループを結成。翌1974年にデビュー。1983年、シングル『メリーアン』が大ヒット。以降、59作連続シングルTOP10入りを記録し、男性アーティストでは歴代1位となるなど、日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍している。

【リリース情報】
THE ALFEE『君が生きる意味』
UNIVERSAL MUSICより発売中
通常盤【1CD】3,300円(税込)
初回限定盤A【CD+Blu-ray】4,950円(税込)
初回限定盤B【2CD】4,950円(税込)
初回限定盤C【3CD】5,500円(税込)

<収録曲>
01. 月光譚 - Moonlight Rhapsody -
02. 孤独の太陽
03. 君が生きる意味
04. 疾風怒濤 - Mind Riot -
05. 12Fretの躍動
06. 丁寧言葉Death ! (album mix)
07. KO. DA. MA.
08. Dancing in Heaven
09. 鋼の騎士 Q
10. Be Alive
11. HEART OF RAINBOW (album mix)